雨の日に腰が痛くなる原因は?気温差で来る腰痛の原因

腰痛に悩む方の症状は様々ですが、前日との気温差を感じる日や雨の日には、腰の痛みが悪化するという方は多いのではないでしょうか。

腰痛がない方からすれば、「気のせいでしょう?」「雨が降ると腰が痛いなんておかしいでしょう」と笑ってしまう話のように思えるかもしれません

雨の日に腰が痛くなる原因は何なのか、気のせいではなく何か理由があるのかどうかという点は、気になるところです。

そこでここでは、雨の日に腰が痛くなってしまう原因や、気温差によって腰が痛くなる原因について、見ていきたいと思います。

 

雨の日の腰痛の悪化は気のせいではない?!

慢性的な腰痛があるという方の中には、雨が降るたびに腰の痛みの悪化に悩まされている、という方もおられると思います。

雨が降ると、

  • 腰の痛みが強くなる
  • 膝や関節などが痛くなる
  • スポーツや事故などで身体を傷めてしまった部分が痛くなる

 

など、このような痛みを感じませんか?

これは決して気のせいなんかではなく、ちゃんとした理由・メカニズムがあるのです

 

気温・気圧が犯人だった

実はこれ、雨が犯人というわけではなく、気温や気圧が犯人だったのです。

気圧や気温が低下することによって、私達の身体には2つの変化が起きています。

  1. 身体が膨張するとともに、関節も膨張する(気圧低下によるもの)
  2. 交感神経が刺激されて血流が悪くなる(気温低下によるもの)
  3. ヒスタミンが増加する

 

雨が降る日には気圧と気温がともに低下していますが、この3つが、私達の身体にこのような影響を与えることで、腰痛が悪化しているのです。

 

身体が膨張するとともに、関節も膨張する(気圧低下によるもの)

気圧が低下することで、身体は膨張していきます。

もちろん目に見えてブクブクと膨張するわけではなく、少し膨張するのですが、その時に関節なども一緒に膨張してしまいます。

関節だけではなく血管なども膨張することで、神経を圧迫してしまい、痛みが生じやすくなるのですね。

腰痛の治療を行っている方や、慢性的な腰痛に悩まされている方は、この関節の膨張によって痛みがでていると思われます。

また、雨が降ると身体がむくむという方も、この身体の膨張が関係していると言えます。

 

交感神経が刺激されて血流が悪くなる(気温低下によるもの)

そしてもう1つ、雨の日に腰痛が悪化する原因として挙げられるのが、「交感神経が刺激されることによる血流の悪さ」です。

神経は、交感神経と副交感神経がバランスよく働くことで身体を正常に保っていますが、気温が低下することで血流が悪くなり、交感神経が刺激されやすくなります

この交感神経には、血管を収縮させたり、心拍や血圧を上昇させるという作用があります。

ストレスを感じていたり、緊張していたりする時にも、この交感神経は刺激されやすくなります。

交感神経が刺激されて血流が悪くなってしまうことで疲労物質が流れづらくなり、痛みが生じやすくなるのです。

関節周辺に、普段よりも多くの負荷がかかってしまうことも、雨の日の腰痛の悪化の原因とされています。

 

ヒスタミンが増加する

ヒスタミンというのは、外部からの刺激に対して炎症を起こすという作用がある物質です。

気圧が低下することで、このヒスタミンが体内で増加するのですね。

ヒスタミンには交感神経を刺激する作用もあるため、筋肉や血管が収縮され、腰や関節周りの血流が悪くなり、疲労物質が蓄積されやすくなります

そしてこれが、痛みを生じさせる原因となるのですね。

ヒスタミンには、血管付近の水分を滲み出させるという作用もあるため、むくみを促進させます。

このむくみも血行を悪くしてしまう原因となるため、腰痛のある方にとって、ヒスタミンは最悪の物質なのです。

 

雨の日に腰が痛くなるのは、「気象病」です

雨の日に自律神経が乱れたり、頭や腰など身体に痛みが生じたりすることを、「気象病(天気痛)」といいます。

あまり聞いたことがないという方も多いと思いますが、中には「天気痛外来」というような専門の外来があるクリニック・病院も存在しています

腰痛や頭痛などの痛みだけではなく、イライラやめまいなどの症状も、気象病とされています。

 

雨の日に悪化してしまう腰痛への対処法は?

雨が降ると腰が痛くなる、関節が痛くなる・・・そんなことを毎回繰り返していくのは、やはり苦痛ですよね。

だからといって、雨を降らないようにすることはできませんし、雨を避けることもできません。

では、雨の日に腰痛が悪化してしまうことへの対処法としては、どのようなことがあるのでしょうか。

  1. 軽い運動をする(マッサージをする)
  2. 身体を冷やさないようにする
  3. 腰周りをしっかり温める

 

軽い運動をする(マッサージをする)

何を改善するにも、”軽い運動”はとても有効です。

運動をすることで身体が温まるだけではなく、代謝も良くなることで身体全体が活性化されます。

緊張していたり冷えたりして凝り固まった腰回りの筋肉も、全身の筋肉を動かすような運動・マッサージを行うことでほぐしていくことができます。

筋肉の緊張がほぐれることで、血流が良くなり、痛みを緩和しやすくなります。

ハードな運動ではなく、ウォーキングやラジオ体操などの簡単なもので良いので、継続して取り組むようにしましょう。

ウォーキングは歩くコースを変えることで気分転換もできますし、季節によって見える景色も異なるので、楽しみながら続けることができます。

無理なく続けられる軽めの運動を、毎日行うようにしてください。

 

身体を冷やさないようにする

身体を冷やさないようにすることも、雨の日の腰痛悪化を予防・改善するためには重要なポイントとなります。

気温が下がることで血管が収縮し、血流が悪くなって腰回りが冷え、疲労物質が流れづらくなって痛みを生じさせてしまうため、身体を冷やさないようにしなくてはなりません。

天気予報をチェックし、寒くなりそうな日にはしっかりと防寒対策を行っておくようにしましょう

カイロは手軽に利用でき、暖かくすることができるグッズなので、おすすめです。

腰回りの筋肉をほぐすために、腰に貼るカイロを貼っておくと、腰痛が改善されやすくなります。

カイロは直接肌に貼らずに、必ず肌着の上から使用するようにしてくださいね。

*慢性腰痛ではなくギックリ腰などの痛みの場合には、炎症を抑えるためにも冷やすようにしてください

 

腰周りをしっかり温める

腰周りをしっかりと温めるというのは、カイロ等でもできることですが、毎日の習慣として、腰回りを温めるようにすることをおすすめします。

方法としては様々なものがありますが、代表的かつ効果的なのは、”ゆっくりと湯船に浸かる”ということです。

忙しく過ごしている方や、お風呂が面倒に感じるという方の場合、シャワーだけで済ませてしまいがちです。

ですが、お風呂に入る際にはしっかりと湯船に浸かり、少し長めに入浴するほうが、身体を芯から温めることができます。

熱すぎると感じるお湯に長時間浸かるのではなく、ぬるめかな?というくらいのお湯(40度程度)にゆっくり浸かるようにしてみてください

湯上がりには、熱めのお湯をシャワーでかけてから出るようにすると、更に血行を促進させることができます。

湯船にゆっくり浸かることで、全身の血行が促進され、特に腰回りの筋肉のコリや緊張をほぐすことができるようになります。

1日だけではなく、これを毎日続けてみてくださいね。