立ち上がる時に腰が痛い

腰が痛くなるタイミングには様々なものがありますよね。

・寝起きに腰が痛くなる
・かがんだ時に腰が痛くなる
・身体を捻る時に腰が痛くなる
・椅子に座る時に腰が痛くなる

など、人それぞれ、腰が痛くなってしまうタイミングには違いがあり、症状も様々です。

では、立ち上がる時に腰が痛くなってしまうという方の場合、どのようなことが原因で起きている腰痛なのでしょうか。

ここでは、椅子などから立ち上がる時に、ゆっくり立たなくては腰が痛くて仕方ないという方に、原因や対策をご紹介していきたいと思います。

 

どうして立ち上がる時に腰が痛くなるの?

まずは、立ち上がる際に腰が痛くなってしまう原因について、確認していきたいと思います。

  1. 筋肉が緊張しているため
  2. 腰椎の配列に問題があるため

 

具体的にはこのようなことが、立ち上がる際の腰痛に関係していると言えます。

 

筋肉が緊張しているため

これは、筋肉が緊張していることによって、腰に痛みを感じてしまうというものです。

もともと立ち上がる際には、腰部の奥にある、身体を支えている筋肉やインナーマッスルが伸び縮みを行うことで、スムーズに立ち上がることができるようになります。

ですが、筋肉が過剰に緊張してしまうことで、伸び縮みがスムーズに行えない状態になり、痛みがでてしまうのですね

腰部分の筋肉だけではなく、太ももの筋肉が緊張していることも、立ち上がる際の腰痛に繋がります。

 

反射性収縮

大腿四頭筋、腸腰筋などの凝り固まりや緊張によって、立ち上がる際に反射性収縮というものが起きます。

同じ姿勢を続けていた後に立ち上がろうとする際など、動き出しの時に反射的に筋肉が収縮し、痛みが生じます。

特に、デスクワークなどで座り続けている・同じ姿勢を続けているという場合には、筋肉が緊張しやすく、凝り固まりやすい状態になっています。

 

腰椎の配列に問題があるため

そして、腰椎の配列に問題があるという方の場合には、腰椎と腰椎の間や腰椎と骨盤の間にある神経が圧迫されてしまいます。

そのことによって、痛みが生じてしまうのですね。

腰椎椎間板ヘルニアや腰椎分離症などにも影響を与えてしまうことがあります。

もちろん、骨折や捻挫など腰に何らかの怪我の問題がある場合には、それが原因となる腰痛だと思われます。

ですが、怪我などがあるわけではなく、立ち上がる時に痛みがあるという方の場合には、このようなことが原因である可能性が高いと言えます。

 

筋肉が緊張してしまう理由は?

立ち上がる際の腰痛において、一番大きな原因となるものは、ひとつ目にご紹介しました、「筋肉の緊張」です。

この筋肉が緊張してしまうことの原因としては、

  • 同じ姿勢を長時間続けたたため
  • 激しく動きすぎたため

 

このようなものがあります。

同じ姿勢を長時間続けるというのは、”筋肉を動かさなすぎ”という意味です。

これとは反対に、”激しく動かしすぎ”てしまった場合にも、筋肉は緊張してしまいます。

動かさなすぎても、動かしすぎても、筋肉の緊張は起きてしまうということですね

そして、慢性腰痛と大きく関わっているとされているのは、筋肉を動かさなすぎることによる緊張です。

 

長時間同じ姿勢をとることは危険

長時間同じ姿勢(椅子に座り続けるなど)をとることで、筋肉は収縮した状態になっています。

この縮んだ筋肉は柔軟性がなくなり、凝り固まってしまいます。

椅子に座り続けるなどの同じ姿勢をとる時間が長くなれば長くなるほど、筋肉の緊張状態が高まるわけです。

そして、椅子から立ち上がる際に緊張してコリかまったままの筋肉が伸び切らずに、痛みを発生させるのですね。

仕事柄、座っている時間がとても長いという方の場合、長時間同じ姿勢をとることが多いため、立ち上がりに腰の痛みを感じやすくなります

長時間同じ姿勢をとることがどれだけ危険なのかということが、お分かりいただけたかと思います。

 

立ち上がりの腰痛を予防・改善するには?

では、この立ち上がるの腰痛を予防・改善していくためにはどのような方法があるのでしょうか。

  1. 血行を良くしてあげる
  2. 筋肉の緊張をほぐしてあげる

 

先程の、立ち上がる際に腰が痛くなってしまう原因を理解していただくことができれば、この改善方法は当然と言えますよね。

 

血行を良くしてあげる

筋肉の緊張によって、血流が悪くなり、疲労物質などが流れづらくなり、余計に痛みを発生させてしまいます。

これを解消するために、血行を良くしてあげることがポイントです。

動かずに、じーっと同じ姿勢をとっている間は、どんどん血行が悪くなっていき、疲労物質がたまってしまいます。

そのため、1時間に1回程度、作業を中断して腰を動かしてあげることが大切なのですね。

椅子に座ってできるストレッチ

1.椅子に座った状態で両手を頭の後ろにあてます
2.そのまま前にゆっくり上体を倒していきます(背中を丸めます)
3.次は胸を開くイメージで後ろの上体を倒していきます
4.身体の側面が伸びていることを意識しながら、左右に身体を倒します
5.最後に、上半身を後ろにねじります(左右どちらも)

ここまでのストレッチにかかる時間は、大体2分程度です。

たくさんの時間を仕事に費やしているのですから、1時間に2分程度ストレッチする時間があっても問題ありませんよね。

腰の痛みが改善されたり減少したりすれば、作業効率も自然と高まっていきます。

立ち上がりの際の腰痛を少しでも軽減するため、このようなストレッチを行うことで、血行をよくしてあげてくださいね。

 

筋肉の緊張をほぐしてあげる

そして、筋肉の緊張をほぐしてあげることも、とても大切です。

血行を促進することと似ていますが、筋肉の緊張をほぐすことで、凝り固まりがなくなり柔軟性が高まります。

柔軟性を取り戻した筋肉は伸びやすくなるため、立ち上がりの際にも痛みが軽減され、スムーズに立ち上がることができるようになります

筋肉の緊張をほぐすには、先程の血行をよくするストレッチが効果的です。

可能であれば、先程のストレッチを立ち上がった状態で行うようにしてみてくださいね。

 

どんなに良いクッションも椅子も無駄になる

立ち上がる際に腰が痛いのは、クッションが悪いから、椅子が悪いから、というように考えている方もおられるかと思います。

その考えから、次々にクッションや椅子を買い替えている方もおられるかもしれませんが、ここで少し考えてみてください。

どれだけ良い椅子やクッションを用意したとしても、長時間座り続けていると筋肉は緊張し、凝り固まってしまいます。

そのため、どれほどのお金を費やしてクッションや椅子を購入したとしても、結局は長時間座り続けることで無駄になってしまうのです。

重要なのは、”長時間座り続けないこと”と、”筋肉をほぐして血行をよくしてあげること”です。

もしも、いつもと違う状態の痛みがあると感じた場合には、すぐに病院での診察を受けるようにしてくださいね。

気づかないところで、なにか疾患が隠れている可能性もあります。